宇宙

なぜなぞ科学:宇宙空間に上・下は存在するのか?
 宇宙空間には地球上と同じような上・下は存在するのだろうか

 重力の方向を「下」、その逆方向を「上」とすれば、地球では常に地球の中心方向が「下」になる。米国のスペースシャトルのように地球の軌道上を周回している場合、見かけ上は無重力状態だが、重力と遠心力が釣り合っているだけなので、やはり地球の中心方向が「下」だ。

 それでは、地球の引力圏から飛び出した場合はどうか。京都大の嶺重慎教授(天体物理学)は「それでも太陽系にいれば太陽から、太陽系を出ても銀河系の中心から、銀河系から出ても銀河団の中心から引かれているので、そういう意味でいつも下はある」と語る。

 引く力が最も大きいのは、光さえも逃がさないブラックホールだ。銀河系の中心には太陽の質量の200万倍のブラックホールがあると言われており、恒星や惑星がつぶされながら吸い込まれている。

 もし人間がこの中に吸い込まれたらどうなるか。頭と足にかかる重力が大きく異なるため、嶺重教授は「体は長く引き伸ばされ引きちぎられ、最後は圧縮されて形もなくなる」という。地獄の世界だ。

 哲学者の市川浩氏は著書「<身>の構造」(講談社刊)の中で、前後、左右と違い、上下は固定化されたものとし、それを「特権性」としている。さらに市川氏は「上」には神、天、天国、「下」には悪魔、地獄、黄泉の国というイメージがあると紹介している。まさに天地の差だ。

 宇宙には上下が存在する。それは重力の方向を下と仮定した場合だが、「上」「下」とは意味深い言葉であることは間違いない。【中村牧生】

毎日新聞 2005年12月21日 東京朝刊


あやか宇宙のこと考えるとめっちゃ怖くなるんだよねー・・・泣
なんか自分がわかんなくなる・・・(謎っ笑)
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by aya-natsu | 2005-12-26 01:57